このような質問をいただきました。お返事の内容をみなさんに紹介してもよいとのご了承をいただきいましたので、ご紹介させていただきます。
参考になれば、幸いです。
質問:「認知症が進み介護が必要な要介護2、85歳の母親を老人ホームへ入れたいと考えています。息子である私も収入が少ないため、母親の援助はできません。なるべく費用を抑えたいのですが、月々最低いくらで、老人ホームに入れますか?」
老人ホームの費用は、地域や施設によって異なるため、一概にいくらとは言えません。また、要介護2や認知症の進行度合いによっても費用が異なることがあります。
しかし、一般的には公営の介護施設や住宅型有料老人ホームなど、公的な施設やサービスを利用することで、費用を抑えることができます。公的な施設やサービスは、利用者の収入や財産状況に応じて、費用を減額する制度もあります。具体的な金額については、市区町村の介護保険課や老人福祉施設に問い合わせることをおすすめします。介護保険や福祉施設には、無料で相談に応じてくれる専門の相談員がいます。
いちばんいけないことは、黙ってひとりでなんでも抱えて苦しみ続けることです。まずはいまの状況をありのままに伝えて、ギブアップ状態であることを、伝えて、どうしたらよいか?聞くところから始めてください。
質問:「国民年金の方は、年金額が7万円/月程度だと思うのですが、このような方々は、老人ホームへ入居するのは難しいと思うのですが、どうしているのですか?」
確かに国民年金の月額受給額は7万円程度であり、老人ホームなど高額な介護施設に入居することは困難です。しかし、国民年金だけで生活をしている高齢者は多く、その場合は公営の介護施設や住宅型有料老人ホーム、グループホームなど、費用が比較的安価な施設を利用することが一般的です。
また、国民年金に加えて、介護保険の利用や社会福祉制度の利用など、複数の支援制度を組み合わせることで、費用を抑えながら介護施設に入居することもできます。
さらに、高齢者には住宅や生活費の援助を行う公的な制度もあります。例えば、生活保護や住宅扶助、高齢者住宅改修費補助制度などがあります。これらの制度を利用することで、老人ホームへの入居費用を抑えることができます。
ただし、施設の入居待ちの状況や地域によっては、支援制度を組み合わせても、老人ホームへの入居が困難な場合もあります。その場合は、在宅での介護や支援を受けることが必要になります。
質問:「国民年金に加えて、介護保険の利用や社会福祉制度の利用など、複数の支援制度を組み合わせることで、費用を抑えながら介護施設に入居することもできます。とのことですが、どこの誰に相談すればよいのでしょうか?」
介護保険や社会福祉制度などの支援制度を利用する場合は、住所地の市区町村の介護保険課や福祉事務所、地域包括支援センターなどに相談することができます。また、国民年金や年金事務所にも、介護に関する相談ができます。
相談の際には、あなたやご家族の収入や財産状況、介護の必要度などを伝える準備をしておくようにしてください。あなたに合った支援制度や施設などの情報を受け取ることができます。また、支援制度の申請方法や必要な書類、手続きなども説明してもらえます。
相談窓口には、専門の相談員がおり、個人情報は厳守されますので、安心して相談することができます。まずは、お住まいの市区町村の介護保険課や福祉事務所、地域包括支援センターなどに問い合わせてください。そこからスタートです。