2025年問題とは、、、
日本において団塊世代が後期高齢者となる時期である2025年に、65歳以上の高齢者が全人口の約30%、要支援・要介護認定者が約一千万人を超えると言われている問題です。
この問題が引き起こす可能性のある介護の問題は、以下のようなものが考えられます。
- 1.介護士不足
高齢化に伴い、介護スタッフの不足が深刻化すると予測されています。介護サービスを必要とする高齢者が増える中、十分なスタッフ確保ができず、介護サービスの質が低下することが懸念されます。 - 2.財政負担増加
高齢化による社会保障費の負担増加が問題視されます。介護保険財政における負担増加が避けられない状況になるため、国民全体で負担を分担していくことが求められます。 - 3.介護サービスの多様化と高齢者の意識変化
今後は、高齢者にとって「自分らしい老後」を送ることが求められます。介護施設や在宅介護などの選択肢が多様化する一方で、介護を受ける人たちの意識が変わり、より積極的に介護に取り組みたいと考える人も増えていくことが予想されます。
特に介護現場で現在進行形で課題となっているのは「介護人材不足」です。
こ介護人材不足を補うために、介護の現場では、さまざまなロボットが活躍し始めています、今後は、ロボットなしでは介護の現場はまわらなくなるのは確実です。
これからは、人のあたたかなぬくもりを感じられる施設は一部だけとなり、「少数の介護スタッフとひとことも文句を言わずに黙々と働き続けるロボット」がいるハイブリット型老人ホームが主流になることは間違えありません。
介護施設で利活用されている介護ロボット
- トイレ支援ロボット
高齢者の日常生活の支援を目的とした、トイレ支援ロボットがあります。トイレの近くに設置すると、声や体調などを感知して支援してくれます。例えば、トイレが近いという合図を出す、洗面台の水を流す、介助者を呼ぶなどの様々な機能があります。 - 歩行支援ロボット
介護ロボットには、歩行支援を目的としたものもあります。車いす用に設計されたロボットスーツのような装置を着用して、足の力を補助してくれます。足腰が弱っている高齢者が、安定して歩行することができるようになるとともに、介助者の負担が軽減されます。 - 計測支援ロボット
介護ロボットには、体重や体温、血圧などを自動的に計測してくれるものがあります。高齢者にとって、定期的な健康チェックは非常に大切ですが、介助者が1人ひとり測定するのは手間がかかります。ロボットによって計測作業を効率化することができます。 - 認知症対応ロボット
認知症の高齢者にとって、日常生活において抱える様々な問題を補助するためのロボットも開発されています。例えば、家族や介護者の名前や顔を覚えることができ、声で呼びかけることができるキュートなロボット、音声によるスケジュール管理や記憶補助を行うロボットなどがあります。