このようなご相談でした
「私の父親は85歳で、アルツハイマー型の認知症を発症してから既に4年が経ちました。父の症状は日に日に悪化しており、私は後見人として同居していますが、自身の仕事が忙しく帰宅が遅くなることが多いため、父の病気の進行を考えると、そろそろ介護施設を検討する必要があるかもしれないと感じ、情報を収集し始めました。
現在、父は週4日のデイサービスを利用しています。杖を使えばひとりで歩行することができますが、父はボーっとした状態が続き、午前中はほとんど横になっています。そのため、歩くのが辛くなり、毎朝具合が悪いと言ってデイサービスに行きたがらなくなってしまいました。私は無理に連れて行っていますが、食欲も徐々に減退しています。父は介護施設や病院に入ることを固く拒否していますが、私にはこれ以上の介護はできないため、施設探しを始めました。アドバイスをお願いします」
▼ここからが、私のお返事です
ご心配されるお気持ちを理解いたします。お父様の安全と適切なケアを確保するために、早めの段階で介護施設への入居を検討することをおすすめします。以下は具体的なアドバイスです。
①まずはお父様とゆっくり話し合いましょう。お父様の気持ちや意見を尊重しながら、なぜ介護施設が必要なのかを説明しましょう。お父様が理解できるように、具体的な症状やリスクについて話しましょう。
②専門家や医師の意見を求めましょう。父親の状態や介護の必要性を評価し、適切なアドバイスや情報を提供してくれます。
③近くの介護施設を複数見学しましょう。施設の雰囲気やサービス内容、スタッフの対応などを確認し、父親のニーズに合う施設を選びましょう。また、施設の評判や口コミも調べることが大切です。
④入居には費用や手続きが必要です。介護保険や地域の支援制度など、利用できるサポートがあるか確認しましょう。また、必要な書類や手続きについても早めに準備しておきましょう。必要であればケアマネさんへサポートをお願いすると良いと思います。
介護施設への入居は、安全と適切なケアを確保するために重要な選択です。早めの段階で検討することで、父親の状態が悪化する前に、適切なケアを受ける環境を整えることができます。
お父様の状態が日に日に悪化していることを考慮すると、介護施設の専門的なサポートが必要不可欠です。介護施設では、経験豊富なスタッフが24時間体制で安全を確保し、個別のニーズに合わせたケアを提供してくれます。また、認知症に特化したプログラムや活動を通じて、父親の日常生活の質を向上させる取り組みも行われるところもあります。。
最善の選択をするために、まずはお父様とのコミュニケーションを大切にし、意見や希望に耳を傾けてください。同時に、専門家の助言や周囲のサポートも活用しましょう。父親の安全と幸福を最優先に考え、適切なケアを提供できる介護施設の選択に向けて、早めの準備を進めてください。
介護施設への入居は家族との判断ですが、父親の状態が悪化する前に、お父様にとって最善のケアを受けられる環境を整えることが良いと思います。
施設探しや費用面で、探すのが難しいようであれば、私もサポートしますのでお声がけください。