「介護施設を見学するときのポイント」
1。老人ホームの種類や料金プランについて事前に調べる
老人ホームには、介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホームなど、種類があります。また、利用料金や費用負担の仕組み、健康状態や介護度に応じたサービスの違いなど、事前に知っておくべきポイントがあります。ネット上で検索するだけでも多くの情報が得られますが、自治体の介護保険課や担当のケアマネージャー、もちろんホームに直接問い合わせることもできます。
ホーム選びは、必ず複数のホームを検討するようにしてください。いくつかのホームを見ることで、比較もできますし、あなたの目も肥えていくはずです。
2。見学の予約をして、見学の日時を決める
見学は、事前に予約をするようにしてください。特に土日祝日や、お盆や年末年始などは混雑することが予想されるので、余裕を持って予約することがおすすめです。また、老人ホームのスタッフの方が快適に見学できるようサポートしてくれる場合もありますので、予約時に相談してみると良いでしょう。
新型コロナ感染症拡大予防などのために、見学場所を制限される場合もありますので、スタッフの指示に従うようにしてください。
3。見学に際して確認すべきポイントをリストアップする
老人ホームの見学に際しては、気になるポイントを事前にリストアップしておきましょう
・スタッフの質やたいおう
・部屋や共用スペースの清潔さ
・手すりや車いすなどの設備の充実度
・食事や入浴のサービス内容
・レクリエーションやイベントの充実度
・近隣環境や費用に関する情報
これらのポイントをリストアップしておくことで、見学の際に見逃すことがなくなります。
4。見学当日は、しっかりとメモを取りながら見学する
見学当日は、事前にリストアップしたポイントを確認しながら、スタッフや施設の雰囲気を感じ取りましょう。また気になったことは確認し、自分自身の感想や印象もメモに残しておいたりするのもいいと思います。ホーム内の写真をとっても良いかを尋ね、承諾が得られれば、写真を取っておくのも後程検討するためにとても良いです。見学後には、家族や友人と話し合い、情報を共有することで、より客観的な意見を得ることができます。
5。見学後は、自分が感じたことや気になったことを振り返りましょう
老人ホームの見学が終わったら、自分が感じたことや気になったことを振り返りましょう。見学した施設のメリットやデメリット、利用者の様子やスタッフの対応など、具体的な印象をメモに残しておくと、後で比較しやすくなります。
また、見学したホームの中から、最も合ったと思われるものを選び出し、候補を絞り込みましょう。その際には、以下のような点を考慮するのが良いと思います
・料金、費用負担
・介護度に応じたサービス内容や設備の充実度
・立地条件や近隣環境の良否
・利用者の様子やスタッフの対応など、実際の印象
・家族や利用者自身の希望やニーズに合致しているかどうか
6。安全性の確認
老人ホームは、高齢者が生活する場所であるため、安全性も非常に重要なポイントです。災害時や緊急時にどのような対応をするのか、避難訓練の実施状況、防犯対策なども確認しておきましょう。
7.アクティビティやレクリエーションの有無
老人ホームでは、生活の質を高めるために様々なアクティビティやレクリエーションが行われています。入居者同士の交流会や趣味活動、お祭りやイベントなどが行われる施設もあります。これらの活動に参加できるかどうかも、入居後の生活に大きく影響するため確認しておきましょう。
8.食事の味や栄養バランスの確認
老人ホームでは、入居者の健康を維持するために栄養バランスの取れた食事を提供しています。食事が入居者の健康状態に合っているかどうか、また、ホームによっては、試食を用意しているところもあります。可能であれば、味や見た目なども、チェックしておくと良いでしょう。
以上が、老人ホームを見学する際に確認するべきポイントです。
これらのポイントを踏まえて、よりベターなホーム選びをしてください。
100点満点のホームがあれば、もちろん良いのですが、私の経験上、この点は良いけど、この点はいまいち、など、すべてが満点となるホームは、残念ながらほとんどありません。
大事なことですので、もう一度お伝えしますが、これらのポイントを踏まえて、ベストではなくても、よりベターなホームを選んでください。
もし、あなたが老人ホーム選びに詳しいプロと一緒に、見学へ行きたいと思ったら、エスエーサポートの「老人ホーム個別見学ツアー」をご利用ください。
行ってみたいホームや、食べてみたいホームの試食など、あなたの希望に応じた見学ツアーをご用意しています。きっと充実したホーム選びができるようになるはずです。どうぞ、お気軽にご相談ください。