年齢を重ねて、歩くことや食事をつくること、掃除や洗濯など生活に支障が出てきても、ガマンし続ける方がいらっしゃいます。介護保険の保険料は支払っているけど、どうしたらサービスを受けられるのか?その具体的な手続きをご存知ない方とお会いすることもあります。
今回は「介護保険サービスを利用するための手続きについて」ご案内いたします。
1)介護保険のサービスを利用するには、まずはじめに「介護保険のサービスを受けたい!」と、申請(申し出)をするところからはじまます。
2)申請の方法は、自分の住所地にある役所の「介護保険課」か、近所にある「地域包括支援センター」に電話をかけましょう。そしてこのように伝えてください。
「介護保険のサービスを受けたいのですが、はじめてのことでよくわかりません。どうしたらいいのか教えてください。」
▲これが一番良いです。
3)すると、電話のむこうで「あれ」と「これ」を持って、窓口へ来てください。とか、自分で窓口まで行くことができないような場合は、担当者が自宅などへきて手続きの申請を代行してくれる場合もあります。
ここまで手続きがすすめば、あとは、エレベーターに乗ったように、トントンと話しが進んでいきます。
難しいことは特にありませんね。
もう一度、お伝えします。
大事なことは電話をかけてこのように伝えることです
「介護保険のサービスを受けたいのですが、はじめてのことでよくわかりません。どうしたらいいのか教えてください。」
ちなみに、申請をすると介護がどれくらい必要なのかを調査してくれます。もちろん調査のために特別なお金はかかりません。といっても、毎月介護保険料はかかっていますが。。。。
介護調査認定は、高齢者や障がい者が、どのくらい介護が必要なのか?その程度を調査して、介護サービスの必要性や程度を判断するための制度のことです。国の介護保険制度に基づいて実施されており、各自治体の介護保険課などが担当しています。
具体的には、申請者自身や家族などが、介護が必要な方の健康状態や日常生活上の支援の必要性などを、申請書に記載して自治体に提出します。これをもとに自治体は、医師や看護師、介護福祉士などの専門家による訪問調査を行い、介護が必要かどうか、介護がどれくらい必要なのか。を評価します。
この評価に基づいて、介護度(要介護度)が判定され、介護保険サービスの種類や利用可能時間・料金などが決定されます。ちなみに介護度には1~5までの5段階があり、要介護1が軽度、要介護5が重度となります。
この認定調査は、本人と面談して、いろいろな会話を通じて評価しています。この面談の時に、いつもより張り切って元気よくふるまう方を見かけることがありますが、これはよくないです。いつも通り、いつものとおり普段どおりに面会するようにしましょう。